古くからあかちゃんの乾燥肌や炎症のケアに使用されているのが〝ワセリン〟と〝馬油〟です。まずはそれぞれの特徴、効果的な使用方法について見ていきましょう。

ワセリンの特徴

ワセリンは鉱物油を精製し肌用のクリームにしたもので、精製の度合いによって色がことなりますが、赤ちゃんの肌に使用する場合は純度の高い〝白色ワセリン〟が良いとされています。肌への浸透効果はありませんが肌をコーティングする効果にすぐれ、撥水性があるのが特徴です。髪おむつのギャザー部分や足の付け根などに使用すれば、こすれの摩擦を和らげることができ、またおしり全体に使用することによって尿をはじいて肌への刺激を減らすことができます。塗付する量が多いと、べたついて不快感を伴うため薄く塗るのがポイントです。

馬油の特徴

馬油もワセリンと同様水分を一切ふくまない純粋な油成分でできたクリームですが、ワセリンよりもべたつきが少なく、肌をしっとりとさせる効果があります。伸びがよいので毛穴をふさいでしまう心配がなく、広範囲に使用するのに適しています。排便後におしりを洗浄した後などに塗付することで肌の乾燥や炎症を防ぎます。

保存方法

ワセリン、馬油はどちらも熱によって変質しやすく酸化しやすいため、一度開封したあとは冷蔵庫などで保管するのがよいでしょう。使用する際は小さな容器に分けておき、使う分だけをすぐに取り出せるようにしておくと便利です。





販売されている商品

大洋製薬 ワセリンHG> 390円

ワセリン
酸処理を行わない精製方法によって作られた日本製のワセリンで、不純物などを除去した純粋なワセリンです。紫外線による劣化もすくないとされています。

ヴァセリン ペトロリュームジェリー> 749円

アメリカで製造されている純粋なワセリンです。無香料・無着色・パラベンフリーで肌が敏感な人や、赤ちゃんの肌に向いており、保湿・保護効果に優れています。

ソンバーユ> 1548円

ソンバーユ クリームタイプ
国産の馬の脂肪から抽出した天然の油で、肌の保護・保湿効果に優れています。ソンバーユの原料となる馬は九州で食肉用として飼育されているものを使用しており、輸入馬や劣化馬油は使用していないと記載されています。

 

ソンバーユ 液状> 1567円

ソンバーユ 液状
馬の油の中で最も比重の軽い液体の部分のみを抽出した液体タイプの馬油です。固形タイプよりもさらっとした使い心地で伸びがよいのが特徴です。