布おむつと紙おむつは性質がことなり、それぞれメリットとディメリットがあります。まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。

紙おむつ

素材

紙おむつ赤ちゃんの肌に触れる部分に使用されているのは〝ポリオレフィン〟〝ポリエステル不織布〟といった合成繊維です。女性の生理用品の表面部分に使用されている素材と同じで、水分をすばやく通し肌の表面をサラッとたもつ効果に優れていますが、人工的な素材であるため、敏感肌のあかちゃんの場合には肌との相性が悪いこともあるので注意が必要です。

メリット

紙おむつのメリットは何といってもその手軽さです。使用後にすぐに捨てられ、使用済みのものを洗う手間がないので、忙しいお母さんにオススメです。また、外出時にもって行く際ににかさばらないことも紙おむつの利点です。また、吸水性や保水性に優れていることから、取り替えを頻繁に行わなくていいというメリットがあります。





ディメリット

単価が高くつくということや、ごみの量が増えるといったマイナス面があります。また、保水性、吸水性にすぐれているというメリットは逆に言うと尿をためこんだおむつを長時間つけることにつながるため、おむつかぶれを起こしやすくなるというディメリットにもなります。

布おむつ

素材

布おむつは綿100%でできていることから肌にとってはもっともよい素材だと言えます。ただし繰り返し洗うことによって繊維の質が硬くなってゴワついたり、硬くなった繊維によって肌への摩擦が強くなることもあります。

メリット

メリット、デメリットの説明洗って繰り返し使えるため、コスパが高いこと、ごみの量がすくなく環境にやさしいことなどが良い点です。紙のおむつが年間6~7万程度かかるのに対し、布おむつの場合は年間2000円ほどに抑えることが出来ます。買い置きの必要がないこともメリットの一つです。

ディメリット

洗濯の手間がかかることや、頻繁に交換しなければならないというディメリットがあります。

おむつばなれに関係

紙おむつの場合は高い吸水効果によってあかちゃんに不快感がすくないことからおむつ離れを遅らせる原因になるといわれています。逆に布おむつの場合は排泄による不快感が布おむつよりも強いことから、比較的おむつ離れが早いと言われています。

おむつの交換はスキンシップのひとつ

赤ちゃんとのスキンシップ
おむつの交換はお母さんにとって面倒な作業のようですが、実はあかちゃんとのスキンシップをするための時間でもあります。布おむつは頻繁に取り替えなければならないというマイナス面がありますが、逆に言うとあかちゃんとのスキンシップをふやし、あかちゃんの状態をこまめにチェックできるので、おむつかぶれなどの症状にもいち早く気付くことが出来るというメリットがあります。