赤ちゃんのおしりにダメージを与えるもの

あかちゃんのおむつかぶれは主に次のようなものが原因となって起こります。

  1. 尿
  2. 尿には腎臓でろ過された老廃物や塩分など含まれるため、肌にとっては刺激物になります。時間がたつと尿内の成分の分解が進みさらに肌にダメージを与えやすくなります。

  3. 便
  4. 便には大腸菌をはじめ、さまざまな菌や酵素が多いため、肌にとって刺激が強いだけでなく、おむつを長時間つけていると悪い菌などを繁殖させる原因になるため、衛生上よくないでしょう。

  5. 汗 / ムレ
  6. あかちゃんは大人よりも代謝が活発な上、肌の毛穴が密集しているため、汗をかきやすく、尿などと合わさっておむつ内が蒸れやすくなります。また、おむつ内が蒸れた状態が続くと肌がふやけ、ダメージをうけやすくなります。

  7. 摩擦
  8. おむつのギャザー部分やおむつカバーのあたる部分、そけい部(足のつけね)などにおむつがこすれることによって炎症がおこります。

  9. カビ
  10. カビ菌
    おむつ内が蒸れた状態が続くと、カンジダと呼ばれるカビが発生することがあります。カンジダは紅斑などを伴い、おむつが直接当たらない部分にも炎症を起こします。





おむつかぶれが発生しやすくなる条件とは?

おしりが痛くて泣く赤ちゃん排泄物には肌を刺激する成分が含まれているため、おむつかぶれは排泄物に肌が接している時間が長いほど、発生しやすくなると言えます。特に外出中おむつを変える時間がとれなかったり、夜間でおむつを変える頻度が低い時などには、おむつ内がムレやすくなり、排泄物が長時間おむつ内に残ることになるため、炎症を起こしやすくなると考えられます。また、便がゆるいときや、下痢を起こしている時には便がアルカリ性になり、肌に対しての刺激が強くなるため、肌の炎症を起こしやすくなります。

 

おむつのサイズ、合っている?

おむつのサイズが小さいと、肌との摩擦が増えておむつかぶれの原因になります。紙おむつのサイズは基本的に体重によって選びますが、同じ体重でも体型などによって身体へのフィット感が変わるため、あかちゃんの体型をみて負担のないサイズを購入する必要があります。最も適当なサイズはウエストで止めたときに指が一本分入るくらいとされていますが、一番外側のラインで止めてもすきまが出来ない場合はおむつのサイズが小さすぎるため、ワンサイズ上のサイズに変える必要があるでしょう。