おむつかぶれを防ぐためには次のような方法が有効です。
オムツかぶれを防ぐ有効な方法
ムレをなくす
紙おむつは吸水性にすぐれているため、一回分の排尿では気付かずに時間がたってしまうこともありますが、時間がたつことでムレの原因となるため、排尿に気づいたらな出来るだけはやく新しいおむつに変えるようにしましょう。また、おしりを洗ったあとにしっかりと水分をふきとることでもムレを防止することができます。水分をふき取る時は肌の刺激にならない綿のタオルなどでふき取るとよいでしょう。
乾燥を防ぐ
あかちゃんのおしりを何度もお湯で洗うと、皮脂までながれてしまい肌のバリア機能が低下するため、おしりを洗ったあとはクリームなどで保護するのが効果的です。使用するクリームは、あかちゃんように販売されている肌刺激の少ないものか、馬油、ワセリンといった添加物のはいっていないものを選ぶようにするのがよいでしょう。
こまめに洗う
便や尿には肌を刺激する成分がふくまれているため、炎症を予防するには排泄したあと出来るだけはやく新しいものにとりかえ、肌を清潔な状態にすることがポイントです。軽いよごれなどの場合には霧吹きや洗剤用のボトルなどにお湯をいれ、おむつを交換する前におしりに軽く水分をかけてふき取るようにすると手間をかけずに清潔な状態をキープすることができます。
ちなみに、次亜塩素酸水は赤ちゃんにもつかえる除菌剤で、ノロやあらゆる細菌に対して有効なのでおすすめです。
かぶれている時の対処
軽いおむつかぶれの場合は医師にかからなくても自宅でのケアによって治すことができるとされています。炎症を起こしている時には摩擦などに対して痛みを感じやすくなるため、水分をふき取る時にはタオルでポンポンとたたくようにしてこすらずにふき取り、汚れをふき取る時にはオイル（オリーブオイルなど）をしみこませた脱脂綿などでふき取るようにすると肌への刺激を抑えることができます。炎症は乾燥すると悪化するため、おしりを洗ったあとは必ずクリームなどを塗って肌を保護するようにします。炎症をクリームで保護することによって治癒力が高まり、早く治すことができます。
布おむつは天然素材でできていることから肌にいいというイメージがありますが、繰り返し洗濯することなどによって繊維がかたくなり、肌の刺激の原因になることもあるとされ、一概にどちらが良いということはできません。ただし、あかちゃんによって素材の相性のよいもの、悪いものがあるため、おむつの種類をかえてみることによってかぶれを改善できることもあります。
